和モダンな家の内装【完全ガイド】愛知・岐阜で叶える注文住宅

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2025/12/22

和モダンな家の内装【完全ガイド】愛知・岐阜で叶える注文住宅

「心安らぐ和の空間と、洗練されたモダンの機能性を両立させたい」

 愛知県・岐阜県で和モダンの注文住宅をご検討中の方は、内装について具体的なイメージを膨らませていることでしょう。

しかし同時に、「和」と「モダン」のバランスが難しく、ちぐはぐな印象になってしまわないかという不安や、理想とする和モダンリビングのコーディネートが具体的に見つからない、といった課題をお持ちではないでしょうか。

単に和風の素材を使うだけでは、古臭い印象になったり、逆にモダン要素が強すぎて落ち着かない空間になったりするケースは少なくありません。

この記事では、愛知県瀬戸市で長年、地域に根差した家づくりを手掛けてきた臼井建築が、論理的(ロジカル)な視点で「和モダンな家の内装」を成功させるための設計ポイントを徹底解説します。

この記事を最後までお読みいただくことで、

  • 失敗しない和モダン内装の「黄金比」(素材・配色・照明の選び方)がわかります。

  • リビングや和室、玄関など空間別の具体的なコーディネート術がわかります。

  • ご自身の理想を、愛知・岐阜の地で形にするための明確なステップがわかり、自信を持って家づくりを進められるようになります。

そもそも「和モダン」とは? 純和風との違いを整理

「和モダン」な内装を実現する第一歩は、その定義を正しく理解することです。

純和風(じゅんわふう): 伝統的な日本の建築様式を指します。畳、障子、襖、土壁、床の間など、自然素材を多用し、床座(ゆかざ)を基本とした低い視点での暮らしが特徴です。様式美としての完成度は高いものの、現代のライフスタイル(ソファやベッド、高い機密性)とは一部ミスマッチが生じることもあります。

モダン :一方、モダンデザインは、20世紀初頭に生まれた考え方で、装飾性を排し、機能性や合理性を追求したスタイルです。直線的なライン、無機質な素材(ガラス、金属、コンクリート)、シンプルな色彩が特徴です。

和モダン: 和モダンとは、この「和の伝統的な要素(素材感、落ち着き、間)」と「モダンの機能性(シンプルさ、快適性)」を融合させたスタイルです。

具体的には、以下のような特徴を持ちます。

  • 空間の構成: 開放的なLDK(モダン)に、小上がりの畳コーナー(和)を設ける。

  • 素材の使い方: 無垢材のフローリング(モダン)に、壁面の一部を珪藻土(和)で仕上げる。

  • 家具の選び方: 直線的でシンプルなデザイン(モダン)でありながら、木材の温かみ(和)を感じる家具を選ぶ。

和モダンは、単なる「和洋折衷」とは異なります。日本の美意識や精神性を、現代の暮らしに合わせて論理的に再構築したデザインであると言えます。

和モダンな内装を実現する3つの黄金律【基本の「き」】

では、具体的に「和モダン」な内装を設計する上で、何を基準にすれば良いのでしょうか。

ここでは、空間の印象を決定づける「素材」「配色」「照明」の3つの要素について、守るべき黄金律を解説します。

黄金律1. 素材選び:「本物」の質感が空間を格上げする

和モダンの内装において、最も重要なのが「素材感」です。和の持つ「温かみ」や「落ち着き」は、本物の素材の質感から生まれます。

  • 木(無垢材): 床材(フローリング)や柱、梁(はり)、天井、造作家具などに使用します。木の種類(スギ、ヒノキ、ナラ、タモなど)によって色味や木目が異なります。特に愛知・岐阜エリアは良質な木材の産地も近く、地元の木材(東濃ヒノキなど)を選ぶことは、地域の気候風土に合った家づくりにも繋がります。

  • 左官(さかん)の壁: ビニールクロスでは出せない、独特の陰影と質感を生み出す珪藻土(けいそうど)や漆喰(しっくい)の壁は、和モダンの品格を一気に高めます。調湿性や消臭性といった機能面(モダン)も併せ持つ、合理的な選択です。

  • 和紙・石・タイル: 照明器具のシェードに和紙を使ったり、玄関の土間やキッチンのアクセントウォールに石やタイルを使ったりすることで、空間にメリハリが生まれます。

黄金律2. 配色:「アースカラー」を基調に「差し色」を効かせる

和モダンの配色は、日本の自然や伝統色をベースに構成します。

  • ベースカラー(70%): 壁・天井など。白、アイボリー、生成(きなり)色、薄いグレーなど、明るく空間を広く見せる色を選びます。

  • アメインカラー(25%): 床、建具、家具など。木材の茶系(ブラウン)、畳の緑系(グリーン)、墨色(ダークグレー)など、自然界に存在するアースカラーが基本です。

  • アクセントカラー(5%): クッション、タペストリー、小物など。藍色(あいいろ)、茜色(あかねいろ)、芥子色(からしいろ)など、彩度は低いが深みのある「和の色」を少量加えると、空間が引き締まります。

黄金律3. 照明計画:「陰影」と「機能性」の両立

日本の伝統的な建築は「陰翳礼讃(いんえいらいさん)」という言葉に象徴されるように、光と影のコントラストを美としてきました。和モダンの照明も、この考え方を基本とします。

  • 「多灯分散」で陰影を作る: 部屋全体を一つのシーリングライトで均一に照らす(モダンな機能性)のではなく、複数の照明(ダウンライト、間接照明、フロアスタンド、ペンダントライト)を組み合わせます。

  • 間接照明の活用: 天井や壁、床面に光を当て、その反射光で空間を柔らかく照らします。特に天井を折り上げて光を仕込む「コーブ照明」や、テレビの背面に光を仕込む手法は、リビングに奥行きと上質な雰囲気をもたらします。

  • 低い位置のあかり: 床座の文化を反映し、フロアスタンドや行灯(あんどん)のような低い位置に光を置くと、空間に落ち着きが生まれます。

まとめ

和モダンな家の内装は、単に和と洋を混ぜることではなく、「和の精神性」と「モダンの機能性」を、素材・配色・照明の3要素で論理的に融合させることで実現します。

  • 黄金律1:本物の素材(特に木や土)の質感

  • 黄金律2:アースカラーを基調とした3色構成

  • 黄金律3:「陰影」と「機能性」を両立する照明

これらのポイントを押さえ、設計士や工務店と密にイメージを共有することが成功の鍵です。

愛知県・岐阜県で、ご自身の理想とする「和モダンな暮らし」を実現するための第一歩として、まずは愛知県瀬戸市の臼井建築の無料相談会にいらっしゃいませんか。土地の気候風土を活かした、あなただけの和モダン空間を一緒に考えます。

https://www.usuikentiku.jp/

投稿者:臼井建築

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